先月、経済再生担当相を辞任したばかりの山際氏が自民党の新型コロナ対策本部長に就任したことについて、野党側は「コロナ対策を軽んじている」として岸田首相を追及しました。中継です。

山際氏は大臣辞任からわずか4日後に自民党のコロナ対策の責任者となりました。起用の理由について岸田首相は経歴や経験をふまえて判断したとしています。

立憲民主党・中島克仁議員「旧統一教会問題で『覚えてない』を連発して説明責任果たせなかった山際（前）大臣、自民党の新型コロナ対策本部長に就任することを総理が指示されたのか」

岸田首相「党の人事においては、その人物のこれまでの経歴ですとか経験ですとか、そういったものを踏まえて総合的に判断するものであると承知をしております」

野党側は人事を撤回すべきだと迫りましたが岸田首相は「経歴・経験をふまえて判断した」「政府・与党で一体感を持って対応していきたい」と述べました。

山際氏の本部長起用には自民党幹部からでさえ「お粗末な人事だ」などと批判の声があがっていて、岸田政権にとって野党側に新たな追及材料を与えた形です。