【全文】サッカーW杯日本代表に「心から称賛」 官房長官会見(12/6午前)
松野官房長官は、6日午前の会見で、サッカーワールドカップの日本代表について「日本代表の果敢な戦いぶりは、多くの国民に勇気と感動を与えてくれた」と称賛を送りました。
<会見トピックス>
▽“統一教会”被害者の救済法案
▽北朝鮮による砲撃
▽防衛費財源
▽W杯日本代表
会見の概要は以下の通りです。
○松野官房長官
閣議の概要について申し上げます。
一般案件等8件、法律の公布、政令、人事が決定されました。
大臣発言として復興大臣から、東日本大震災からの復興の状況に関する報告について。総務大臣から家計調査結果について、それぞれご発言がありました。
閣僚懇談会においては、国土交通大臣から、公共事業の円滑な施工確保について。
総務大臣から、地方公共団体における公共事業の円滑な施工確保について。それぞれご発言がありました。
私からは以上です。
――今日審議入りする、旧統一教会の被害者救済を図る新たな法案について伺います。自民、立憲、維新の3党は今国会での成立の必要性で一致しました。受けとめを伺います。一方、野党側は十分な審議時間の確保や、委員会への岸田総理の出席を求めています。どのような姿勢で審議に臨み、どう対応していくかお聞きします。
○松野官房長官
国会の運営に関することについては、国会でお決めいただくことであり、政府としてお答えする立場にはありませんが、法案審議には誠実に対応していく考えであります。政府としては、提出法案についてのよりよい審議に資するよう、法案の趣旨や目的について説明を尽くし、早期の成立に向け努力をしてまいりたいと考えております。
――北朝鮮は5日午後、日本海の公海に向け計130発の砲撃を行いました。米韓両軍が5日に南北軍事境界線近くで行った砲撃訓練への対抗措置とみられていますが、訓練は6日も予定されており、北朝鮮が再度威嚇目的の軍事行動を行う懸念もあります。今回の北朝鮮の軍事行動に対する受け止め、今後の対応について伺います。
○松野官房長官
北朝鮮が5日、朝鮮半島東西の海上に130発余りの砲弾射撃を実施した旨、韓国軍が発表したことは承知をしています。また、北朝鮮側は、当該砲弾射撃が敵に対する警告目的であった旨、主張していることも承知をしております。北朝鮮の発表の一つ一つや北朝鮮の軍事動向に関する個々の具体的な情報の内容についてお答えすることは差し控えますが、これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め北朝鮮による挑発をエスカレートさせる一連の行動は、我が国、地域、および、国際社会の平和と安全を脅かすもので断じて容認できません。
政府としては、これまでもお伝えしてきている通り、北朝鮮が今後、核実験の実施を含め、さらなる挑発行為に出る可能性はあるものと考えており、引き続き、米国、韓国等とも緊密に連携しつつ、必要な情報の収集、分析および警戒、監視に全力を挙げていく考えであります。
――防衛費財源の確保について伺います。総理はきのう税制措置をあげ、具体的措置を年末に一体的に決定するよう関係閣僚に指示しました。党内には増税に反発する声もありますが、総理の指示は税目だけでなく税率や課税ベースの拡大、その増税の時期も含めて示すということなのか。
○松野官房長官
防衛費の財源については、きのう、総理から防衛大臣と財務大臣に対して、令和9年度以降の防衛力を安定的に維持するための財源及び令和5年から9年度の中期防を賄う財源の確保について、歳出改革、剰余金や税外収入の活用、税制措置など、歳出歳入両面の具体的措置について、年末に一体的に決定すべく調整を進めることとの指示があったところであります。
お尋ねの税制の内容を含め、歳出歳入両面の具体的措置については、総理指示に沿って与党とも丁寧にご相談しながら調整を進めてまいりたいと考えております。
――サッカーワールドカップ日本代表について伺います。クロアチアに敗れ、初のベスト8進出はなりませんでしたが、 今大会競合を次々と破る快進撃を見せました。所感を伺います。
○松野官房長官
サッカーワールドカップカタール大会において、日本代表がクロアチア代表に敗れたことは残念です。しかしながら、グループリーグでのドイツ代表やスペイン代表との試合で見せた劇的な逆転勝利をはじめ、日本代表の果敢な戦いぶりは、多くの国民に勇気と感動を与えてくれました。森保監督をはじめ、日本代表の選手の皆さんへ心から称賛を送るとともに、今後の日本代表のさらなる活躍に期待したいと思います。