岸田首相とイギリスのスナク首相とのワーキングディナーが、広島市内にある岸田首相の実家のすぐ近くにある和食店で行われます。

イギリス政府はスナク首相がサミット開幕に先立ち、18日夜、岸田首相と会談し、日本とイギリスが防衛や貿易、科学技術などの分野で関係強化をめざす「広島アコード」に合意すると発表しています。

スナク首相はG7への出席も日本訪問も今回が初めてで、サミットの意義について「ウクライナが生き残りをかけた戦いを強化し、われわれが世界の平和と繁栄に対する複雑な脅威に対処する極めて重要な時期におこなわれる」としています。

さらに、イギリスの現職の首相が広島を訪れることについて、「歴史的な出来事だ」と意義を強調しました。

スナク首相はインド系の移民二世で、イギリスで初となるアジア系の首相です。財務相を務めたのち、去年10月に首相に就任しました。

岸田首相は核なき世界に向けた議論や、ウクライナ問題、さらに、中国を念頭にした経済安全保障の問題などで方針をすりあわせたい考えです。