「桜を見る会」の前日に行われた安倍首相の後援会の夕食会をめぐり、会場となった都内ホテルが日本テレビの取材に対し、「法令を順守して対応している。個別のお客様に関わる個人情報および取引の詳細は開示できない」などとコメントした。

野党側は、ホテル側から、明細書を発行しないケースはなく、領収書の宛名を空欄のまま発行したケースもないとの回答があったことを明らかにして、安倍首相のこれまでの説明と食い違っていると追及した。

これに対し、安倍首相は「私の事務所からホテルに確認したところ“あくまで一般論で答えたもので個別の案件については営業の秘密に関わるため回答には含まれていない”とのことだ」と答弁した。

その上で、「明細書等の発行は受けていないとのことだった」と改めて述べたほか、領収書の宛名については空欄ではなく「『上様』としていた可能性はあるとのことだった」と説明した。

こうした首相の説明についてホテル側に確認したところ、ホテル側は、１９日午後、「催事・宴会の受託と実施について、法令を順守して、対応している」「個別のお客様に関わる個人情報および取引の詳細については一切開示することはできない」などとコメントした。