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備蓄マスク 首相「あれば使ったらいいと」

2020年3月3日 12:14
備蓄マスク 首相「あれば使ったらいいと」

国会で3日、新型コロナウイルスをめぐり野党側は、マスク不足を解消するために2009年の新型インフルエンザ流行時に国が備蓄したマスクを活用することを求めた。

安倍首相は「備蓄があれば使ったらいいという印象を持った」とした上で、備蓄量や使用することが可能かなど厚労省に調査させる考えを示した。

浜口誠議員「10年前のものだとしても使ってくださいという指示を早急に政府としてやってください」

安倍首相「もしあれば使ったらいいのではないか、それは私もちょっと専門家に聞かなければわかりませんが、私もそういう印象をちょっと持ったのですが、10年前のものが今どれぐらいあって、これが使用可能かどうかということについては、もう一度、厚労省のほうで調べさせていただきたいと思います」

安倍首相はまた、今月10日をメドに取りまとめるとしていた緊急対策の第2弾の規模について、今年度予算の予備費2700億円超を「できるだけフルに活用してきたい」と述べた。

一方、新型コロナウイルスに対応するための法整備について話し合うため与野党の党首会談が調整されていたが、4日に行われる見通しとなった。

安倍首相は新型コロナウイルスについても重大な影響が出そうになった場合、「緊急事態宣言」を出し、外出自粛の指示などの強い措置をとれるようにするため、野党の協力も得て「新型インフルエンザ等特別措置法」を改正したい考え。