安倍首相は２４日夜、ＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）のバッハ会長と電話で会談し、東京オリンピック・パラリンピックの開催について協議する。

官邸関係者は２４日夜の会談で、安倍首相から「延期が可能となるよう五輪憲章の変更を要請する」との見方を示している。

政府高官は「延期になることは間違いない」と話しているが、いつまで延期するか、について話題になるかも焦点。複数の官邸関係者は、「１年以内の延期が望ましい」と話している。会談には組織委員会の森会長と小池東京都知事も同席する。

また、安倍首相は２４日朝、カナダのトルドー首相と電話で会談し、ＩＯＣの方針について「完全な形で大会を行うという日本の方針に沿うものだ」と説明した。トルドー首相は賛意を示したという。