福島第一原発の処理水が海に放出されたことを受け、国会では閉会中審査が行われました。野村農水相は処理水を「汚染水」と発言したことを改めて謝罪しました。

野村農水相「先般の私の言い違いによりまして、福島の皆さんや、そして全国の漁業者、大変不快な思いをさせたということは、もうこれは深く、反省をしておりまして、わびて済む問題ではないということは重々承知いたしておりますけれども、真剣にこれからも取り組んでいきたい」

立憲民主党の長妻政調会長は、野村農水相が「中国が水産物を全面禁輸することは全く想定していなかった」と発言したことについて「認識が甘い」と批判しました。野村農水相は「政府は可能性も想定して、風評被害対策を講じていた」と主張した上で「個人的な話をしただけ」などと釈明しました。

長妻氏は、さらにSNS上のフェイク動画などが風評被害を拡散させていると指摘し、政府に対策を求めました。

磯崎官房副長官は「外国からの、にせ情報の分析と、にせ情報に対する対外発信を推進している」と強調しました。