今年度補正予算案をめぐり政府与党が12日の衆議院予算委員会での採決を目指す中、野党・国民民主党は採決に賛成する方針を与党側に伝えました。中継です。

国民民主党は、看板政策である103万円の壁の見直しについて与党側と合意を得たことで賛成に回る考えを伝えました。合意書では「178万円を目指して来年から引き上げる」としています。

自民党、公明党と国民民主党の幹事長らが午後4時過ぎから会談を行いました。自民・公明の与党はこれまで補正予算案の早期成立にむけて国民民主側に協力を求めていました。

3党は11日、国民民主党の看板政策である「103万円の壁」について「178万円を目指して来年から引き上げる」ことやいわゆる「ガソリンの暫定税率は廃止する」ことなどで合意しました。これを受けて、国民民主党は今年度補正予算案に賛成する考えを表明しました。

国民民主党　榛葉幹事長
「103万円の壁を178万円に引き上げること」「ガソリン税の暫定税率を廃止をすると明言していただいた」「予算の賛成に回りたいと思います」

政府与党は今年度補正予算案について12日の採決を目指しています。少数与党の中、野党・国民民主党の協力のメドがたったことで補正予算案は衆議院で可決され参議院に送られる見通しとなりました。