「日本の原発は武力攻撃に対応できるのか」野党質問、岸田首相の答弁は
ウクライナ情勢をめぐり国会では、岸田首相が、先週出席したG7(=主要7か国)首脳会議について報告すると共に、質疑が行われています。
ロシアがウクライナの原子力発電所を攻撃したことを受け、野党側は岸田首相に対し、日本の原発が武力攻撃に対応できるのかただしました。
立憲民主党・西村幹事長「外国からの武力攻撃に、原発は対応できますか」
岸田首相「原発へのミサイルによる武力攻撃に対しては、イージス艦やPAC3により対応するほか、事態対処法や国民保護法等の枠組みのもとで、原子力施設の使用停止命令、住民避難等の措置を準備しています」
岸田首相「そもそも、我が国に対する武力攻撃が発生した場合においては、日米で共同して対処することとなります。日米同盟の抑止力対処力を強化し、我が国に対する武力攻撃が発生しないよう、しっかり取り組んでいくことが重要です」
野党側はさらに「日本の安全保障を考えれば、とるべき道は脱原発の加速だ」と迫りました。
これに対し岸田首相は、「資源の乏しい我が国は、原子力を含めあらゆるエネルギー源を活用していくことが重要だ。様々なリスクへの備えを進め、エネルギーの安定供給を確保していく」と述べました。