菅首相、尖閣など懸念伝える 日中首脳会談
菅首相は、就任後初めて中国の習近平国家主席と電話で会談し、尖閣諸島周辺における中国公船の活動や香港問題を念頭に、中国の対応への懸念を伝えました。
菅首相「日中の安定は、二国間だけでなく、地域・国際社会のために極めて大事なことであり、このことについて、ともに責任を果たしていきたい。そうしたことを述べました」
また菅首相は香港問題などを念頭に、「国際社会で関心の高い課題について議論していきたい」と伝えました。
習主席からは「日本との関係を引き続き発展させていきたい」との発言があり、両首脳は北朝鮮による拉致問題や新型コロナウイルスへの対応について緊密に連携することで一致しました。
一方、延期された習主席の国賓としての来日については、やりとりは一切なかったということです。
25日の会談は、菅首相の就任挨拶をかねて日本側の要請で行われました。