西村氏と世耕氏、おととし3月の幹部会合を認める キックバック協議は否定
自民党・安倍派のキックバックをめぐり、安倍派幹部の西村議員と世耕議員は29日、2022年3月に幹部会合があったことを初めて認めました。一方で「キックバックについては話し合ってない」としています。
自民党・世耕前参院幹事長
「議長公邸において、細田議長、安倍会長、西村事務総長、私で打ち合わせが行われたという記録が出てまいりました。派閥のパーティーについては全く議論していません」
安倍派の前の事務総長・西村康稔氏と前の参院幹事長・世耕弘成氏は、それぞれ記者団に対し、キックバックの中止が決まる前の2022年3月、安倍元総理と細田前衆議院議長の4人で会談したことを認めました。
ただ、その年の夏に予定されていた参議院選挙についての会合で、キックバックについては一切、話し合われなかったということです。
世耕氏は今月行われた政治倫理審査会では、「スケジュール表にも記憶にも残っていない」と説明していましたが、再度、確認したところ、会合の存在が分かったということです。
野党側は3月の会合でキックバックについて協議したのではないかと追及していました。