ロシア 北方領土周辺“漁業協定”停止 官房長官「遺憾」
ロシア外務省が北方領土周辺での安全操業を認める漁業協定の履行を一時停止すると発表したことについて、松野官房長官は、会見で「遺憾だ」と述べ、ロシア側と協議を行っていく考えを示しました。
松野官房長官「一方的に協定の履行停止を発表したことは遺憾であります。日本側として引き続き、協定のもとでの操業が行われるよう、ロシア側と協議を行っていく考えであります」
また、ロシア外務省が、「日本側が協定に基づく支払いを凍結している」と主張していることについて松野長官は、「直近の支払いについては、まだ行っていない」と明らかにしました。
その上で、「漁業関係者の操業の安全を確保するために全力を尽くす」と強調し、協定のもとでの操業の実現に向け、ロシア側に働きかけていく考えを強調しました。