ロシア 北方四島周辺“漁業協定”一時停止を発表
ロシア外務省は7日、北方四島の周辺で日本漁船のいわゆる「安全操業」を認める政府間協定の履行を一時停止すると発表しました。
この協定は、北方四島周辺の海域で操業する日本漁船がロシア側にだ捕されるのを防ぐため、1998年に結ばれたもので、日本が協力金などを支払うことで割り当てられた範囲で魚をとることが認められていました。
ロシア外務省は7日、「日本側が協定に基づく支払いを凍結している」と主張した上で協定の一時停止を表明しました。
対象となるのは9月に始まる「ほっけ漁」、10月から始まる「たこ漁」と既に漁期を終えている「すけとうだら漁」です。
ロシア外務省は「義務が果たされるまで協定履行は停止せざるを得ない」としています。