中国船の領海侵入「受け入れられない」松野官房長官
中国海警局の船舶が沖縄県尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入したことについて松野官房長官は、2日の会見で「誠に遺憾であり、受け入れられるものではない」と述べ、中国側に抗議したことを明らかにしました。
海上保安庁などによりますと、中国海警局に所属する船舶4隻は午前11時前から午後0時過ぎまで沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入しました。
これを受け海上保安庁の巡視船が、領海からの退去要求などを行い、船舶を領海外へ退去させました。
松野官房長官は、2日の会見で、「中国海警局に所属する船舶のこのような活動はそもそも国際法違反であり、本事案についても、外交ルートにおいて厳重に抗議をし、速やかに日本の領海から退去するよう強く求めた」と述べました。
その上で、「領海侵入は誠に遺憾であり、受け入れられるものではない」と強調し、引き続き、尖閣諸島周辺の警戒監視に万全を尽くす考えを示しました。