松野官房長官 午前会見(5月31日) 韓国船調査継続
松野官房長官は31日午前の会見で、韓国の海洋調査船が日本側の抗議などにもかかわらず、30日も調査を行っていたことについて、「調査の実施は受け入れられず、即時に中止すべきと改めて強く抗議を行った」と述べました。会見の概要は以下の通りです。
――韓国の調査船について。
島根県の竹島周辺の日本のEEZ=排他的経済水域で、韓国の海洋調査船が、日本側の抗議や調査の中止要求にもかかわらず、30日もワイヤーのようなものを海中に伸ばしているのが確認されました。受け止めと政府対応、それに韓国側の反応があれば、うかがいます。
松野官房長官:
30日、哨戒中の海上保安庁巡視船が、竹島北方の我が国排他的経済水域において、韓国の国立海洋調査院所属の調査船が再びワイヤーのようなもの等をひきながら航行していることを確認し、これを受け韓国側に対し、我が国排他的経済水域での我が国の事前の同意のない海洋の科学的調査の実施は受け入れられず、即時に中止すべきと改めて強く抗議を行ったところであります。
政府として日本の領土、領海、領空を断固として守り抜くとの決意のもと、国際法および関連する国内法に基づき、今後とも適切に対応していく考えであります。
なお、韓国側からは、現場海域において調査を実施している旨の応答があったほか、外交ルートにおいては韓国側の従来の立場を述べていました。
これ以上の詳細につきましては、外交上のやりとりのため差し控えさせていただきたいと思います。