松野官房長官 午前会見(5月31日)訪日実証ツアーで感染者確認
松野官房長官は31日午前の会見で、外国人観光客受け入れ再開に向けて行っていた実証事業で外国人1人が新型コロナウイルスに感染しツアーが中止になったことを受けて、「陽性者発生時の対応のあり方について検証を行い、ガイドラインに反映していく」と述べました。
会見の概要は以下の通りです。
◇
──外国人観光客の受け入れについて。今回の実証事業中にタイからの観光客にコロナ感染者が出たが、これは外国からの感染の持ち込みではなく、入国後の感染とみられているのかどうか。また、明日から検疫措置も緩和して入国者の上限も引き上げることで、検査不要の入国者が大きく増えることになる。今回の新型コロナ感染者の発見は影響はないのか。
(松野官房長官)
まず、感染経路については不明と聞いています。観光庁が実施をする訪日観光実証事業で来日をし、大分県に滞在中の参加者1名が昨日、新型コロナウィルスに感染してることが確認されたものと承知しています。
当該参加者は昨日、8時頃に喉の痛みの症状が発生したため、医療機関において抗原検査を受検したところ、感染が確認をされ、現在大分県内の宿泊療養施設で療養を開始していると聞いています。また、同行者3名はツアーを中止し、濃厚接触者として宿泊施設において待機をしているものと承知しております。
来月10日からの添乗員付きのパッケージツアーでの訪日観光客の受け入れ再開に向けて、観光庁において感染拡大防止を確保するためのガイドラインを策定することとしています。
今回の事案も踏まえ、陽性者発生時の対応のあり方について、引き続き検証を行い、ガイドラインに反映して参りたいと考えております。
──質問としては明日からの水際緩和、6月1日から導入への影響を聞いたが、観光客の6月10日からのガイドラインでの対応ということだが、明日からの緩和について、特に変更や影響がないということでよいか。
(松野官房長官)
変更があるとは私は承知をしておりません。