国民投票法改正案 今国会の成立“困難”
憲法改正の手続きなどを定めた国民投票法の改正案をめぐり、衆議院の憲法審査会で初めての実質的な審議が行われました。与党側は採決を求めていますが、立憲民主党などは慎重で、今の国会での成立は困難な見通しです。
自民党・新藤義孝議員「(国民投票法改正案について)ぜひ、可及的すみやかにこの採決に移るようにお願いしたいと思います」
立憲民主党・奥野総一郎議員「少なくともCM規制等の質疑、採決、改正、あわせて必要と考えます」
改正案は2018年以来、7国会にわたって継続審議となる中、26日、初めての質疑を行うなど実質的な審議が行われました。
与党側はすみやかな採決を求めていて、野党の中でも国民民主党などは採決に応じる考えです。
一方、立憲民主党はテレビCMやインターネット広告の規制をめぐる審議を同時に行うべきだとして、採決には慎重な姿勢です。このため、来月5日までの今の国会での成立は困難な見通しです。