東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、立憲民主党は自民党に対して閉会中審査を行うよう求めました。

立憲民主党の安住国対委員長は、自民党の高木国対委員長と国会内で会談し、「地元の漁業者などから反対の声が出ている」などとして、衆議院予算委員会で閉会中審査を行うよう求めました。

立憲民主党・安住国対委員長
「地元の漁業者をはじめ、この海洋放出が及ぼす影響について大変な懸念を持っておられる方、反対している方がいますので、国会としては、やはりこの問題について閉会中審査を行うべき」

処理水放出後に政府が行う海水のモニタリング検査などを踏まえ、9月上旬の開催を求めています。

これに対し、自民党の高木委員長は、「状況を見ながら、政府と相談して判断していきたい」と述べ、検討する考えを示しました。