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流行語「3密」加藤長官“予防へ協力を”

2020年12月1日 22:05
流行語「3密」加藤長官“予防へ協力を”

ことしの新語・流行語大賞の年間大賞に、厚生労働省が発案した「3密」が選ばれたことを受け、当時、厚労大臣をつとめていた加藤官房長官が、改めて感染防止への協力を求めました。

新型コロナの感染拡大を受け、新語・流行語の年間大賞には、感染リスクの高い密閉・密集・密接を意味する「3密」が選ばれました。

加藤長官は会見で、「3密」について「集団感染事例の共通点を、国民に分かりやすく周知するために政府が発信した」「これを契機に基本的な感染対策の徹底の協力をお願いしたい」と求めました。

一方、「3密」を発案したのは当時、加藤氏が大臣をつとめていた厚生労働省だったにもかかわらず、今回、主催者側は「3密」を浸透させたとして、東京都の小池知事を受賞者に選びました。

このことについて問われた加藤長官は、次のように述べました。

加藤長官「あの別に誰が受賞になるかということに、別に私どもが関心を持っているわけではありません」

その上で、加藤長官は「様々な方が、国民に対する周知に取り組んだ」「その中には小池知事も、当然入っている」と述べるにとどめました。