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国民民主党代表選 候補者の知られざる横顔

2020年12月16日 21:02
国民民主党代表選 候補者の知られざる横顔

2日後の今週18日に、ある政党のトップを決める選挙が行われる。9月に再結党した「国民民主党」だ。現代表の玉木雄一郎衆議院議員に、参議院当選1回の伊藤孝恵議員が挑む戦い。この2人の“知られざる”横顔とは―。

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玉木雄一郎衆議院議員、51歳。

玉木氏の最近の悩み、それは「趣味のカラオケ」にコロナの影響でいけないこと。

歌は「ストレス発散」でやめられないという玉木氏は、最近は好きな曲のギターのコード進行表をネットで見つけ、それを基にピアノで弾く技を身につけた。今は、息抜きにひたすら一人で好きな歌の「弾き語り」をしているという。

懐かしの「昭和の歌謡曲」から、若者に人気の米津玄師、KingGnu、あいみょんなどの楽曲までレパートリーは幅広い。

もう1つの悩みは、人生で1番という「運動不足」。「密」を避け、徒歩での移動を増やしたり、宿舎のある赤坂から皇居ランをしたりで、2キロ減に成功したという。

逆境の中でもなんとか「光」を見いだす姿勢で、党運営のリーダーも続投できるだろうか。

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伊藤孝恵参議院議員、45歳。

7歳と5歳の子育てに奮闘中の伊藤氏。趣味は「子供への絵本の読み聞かせ」という母親らしい一面がある一方、「お見合いばばあ」の異名も持つ。伊藤氏いわく「見ただけでこの人とこの人が合う!と直感でわかる特殊才能がある」とか。

コロナ禍で対面の出会いの場はセットしづらくなったが、先日もオンライン会議にゲスト参加した男性と、居合わせた番記者女性にすかさず声をかけて、オンラインデートをセットした。

代表選では、家族や母親の目線も大切にしたいという伊藤氏。「どんなに忙しくても子供との約束は守る」と、先週末は日程の合間をぬって娘のピアノの発表会に駆けつけた。

永田町に新たな「ワーキングマザー」の風を吹かせることができるか。

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立憲民主党に参加しなかった議員から再結党された、16人の国民民主党。

玉木氏が訴えるのは「改革中道のポジション」を確立し、「政策提言型」政党の実現。

一方、伊藤氏は「子育て中の女性」でも政党トップになれることを見せつけたい、と意気込む。2日後に迫った代表選。勝利するのは―。