参議院議員の河井案里被告が公職選挙法違反の罪で有罪判決を言い渡されたことを受けて、菅首相は２１日午後５時頃、記者団に次のように述べました。

菅首相「行政の長として、個別事件の裁判所の判断について、所感を申し上げるべきではない。このことは当然のことだというふうに思ってます。政治家は、一人一人国民の負託を受けて、国民から疑念を抱かれないように、襟を正して活動をしていく。このことが大事だというふうに思います」

──自民党本部から河井被告に１億５０００万円が支出されたことについて、菅首相は総裁選で責任を持って対応したいと言っていた。改めて党総裁として再調査する必要性をどう考えているか。

菅首相「これについては私、総裁になって、報告を受けてます。党で所定の手続きを経た上で、ルールに基づいて交付されている、そういうことでありました」

──その報告を受けて、再調査の必要はないというふうにお考えか。

菅首相「党でそういう手続きを経て、交付されたということでありましたんで」