菅首相「総務省と距離を」長男入社時に忠告
総務省の幹部らが衛星放送関連会社「東北新社」に勤める菅首相の長男らから接待を受けた問題です。菅首相は、長男が入社する際「総務省と距離を置いてつき合うように」と忠告していたと明らかにしました。
菅首相「私は長男が東北新社に入社するとき、総務省との関係については距離を置いてつき合うように、私は最初に言ったことを覚えております」
立憲民主党・広田一議員「くぎを刺したにもかかわらず、これほどの回数ですね、ご長男が総務官僚の方々と会食を重ねるということについては、びっくりされましたか、驚きましたか。それとも別人格ですから、何も感じられませんでしたか、いかがですか」
菅首相「驚きました」
一方、内閣広報官の山田真貴子氏が総務省の総務審議官時代に、菅首相の長男らから単価7万4000円あまりの接待を受けていたことについて、菅首相は「詳細については聞いてみたい」と述べ、自ら聴取をする考えを示しました。
加藤官房長官は会見で、山田氏について「総務省在職中の行為であり、総務省を退官して内閣広報官に就任した現時点において、政府として懲戒処分は行い得ない」と説明しました。その上で、総務省関係者に関する公務員倫理審査会の結果を踏まえ対応すると述べました。