総務省“首相長男らから接待”12人と発表
総務省の幹部らが、衛星放送関連会社に勤める菅総理大臣の長男らから接待を受けた問題です。総務省は、国家公務員倫理規程に違反する疑いがある、接待を受けた職員が12人にのぼると発表しました。
菅総理は長男が関係したことで、結果として、倫理規程違反の疑いがでる事態となったことを陳謝しました。
立憲民主党・奥野総一郎議員「ご子息が総務省と利害関係者のある地位にあることが。そうした空気を作った原因じゃないですか。どうですか総理。総理にやっぱり原因があるんじゃないですか」
菅総理「私の長男が関係して、結果として公務員倫理法に違反する行為をすることになった。このことについては心からおわび申し上げ大変申し訳なく思います」
立憲民主党・大串博志議員「菅正剛氏にこの経緯、まず質問、確認はしていただきましたか」
菅総理「私が個人的に長男から聞き取りを行い、ここでその内容を答弁することは行政府の長として避けるべき」
この問題の焦点である「接待によって行政がゆがめられたか」を聞かれ、武田総務大臣は、「放送行政がゆがめられた事実は確認されていない」と否定しました。
また、総務省の原官房長は、菅総理の長男が調査に対し、「週刊誌の報道を受け、改めて当時の記憶を思い返したところ、BS、CSなど放送業界全体の事情に関する話はあったと思う」と答えたことを明らかにしました。