政府関係者「北朝鮮が失敗のまま終わるわけがない」 “次の発射”に向け「警戒」続ける
北朝鮮は31日朝、衛星と称した事実上の弾道ミサイルを発射しました。北朝鮮側が打ち上げの失敗を認める中、日本政府は警戒を続けています。
北朝鮮が過去にも失敗した場合、再び発射するケースがありました。ある政府関係者も「北朝鮮が失敗のまま終わるわけがない」とのべるなど、次の発射にむけて警戒態勢を続けています。
松野官房長官
「米国・韓国をはじめ国際社会と緊密に連携して対応するとともに、国民の生命財産を守り抜くため、引き続き情報の収集、分析、及び警戒監視に全力を挙げてまいります」
浜田防衛相は、北朝鮮が発射を通告した期間は6月11日まであるとして「少なくともその間は態勢は今まで通りだ」と話し、地上発射型迎撃ミサイル=PAC3の展開は続け、警戒態勢を維持する考えです。
2012年に失敗したときは、およそ8か月後に発射した経緯があります。今回も一定程度の準備期間が必要との見方がある一方で、ある政府関係者は通告期間である6月11日までの再発射について「警戒はしないといけない」、別の官邸関係者も「早ければ数日以内もある」と話しています。
政府は韓国、アメリカと連携して情報収集に全力を挙げるとともに次の発射にむけた警戒態勢を続けるとしています。