予算案成立へ 野党、総務省接待問題も追及
一般会計の総額が過去最大の106兆円あまりとなる来年度予算案が26日、参議院本会議で可決・成立する見通しです。
国会では、採決を前に締めくくりの質疑が行われています。野党側は、総務省の接待問題をめぐり、武田総務相とNTT社長らの会食について追及しました。
立憲民主党・森参院幹事長「11月11日の会食について、これは、この時期にやったことは適正だと思われますか」
武田総務相「適切か不適切か。これはまさに政務であって、私の政治家としての責任と判断によって出席したものであります」
立憲民主党・森参院幹事長「NTTとNTTドコモ、これTOBが行われていた時期ではありませんか」
武田総務相「NTTドコモの完全子会社については、法令上、総務省の許認可が必要とするものではなく、NTT側の経営判断において実施するもの」
一方、武田総務相は26日朝、東北新社系のBS4K放送「ザ・シネマ4K」について、外資規制に違反していたとして放送事業認定を5月1日付で取り消すと発表しました。
新型コロナウイルス対策のほか、デジタル改革に関連する費用などが盛り込まれた来年度予算案は、午後の参議院本会議で採決され与党などの賛成多数で可決・成立する見通しです。