陸自トップ 東大出身の陸上幕僚長・着任式
陸上自衛隊のトップ・陸上幕僚長に一般大学の出身者が就任し、26日、着任式が行われました。
吉田圭秀陸上幕僚長は、1986年に東京大学工学部を卒業し、陸上自衛隊に入隊。北部方面総監や陸上総隊司令官などを歴任しました。防衛大学校の卒業者が陸海空の幕僚長を占めるようになった1990年以降、初めての、一般大学出身の幕僚長です。
隊員への訓示では、「インド太平洋地域は国際安全保障の焦点となっている」との認識を示し、次のように述べました。
吉田陸上幕僚長「私はこの変革の加速、実力の進化、信頼の増進を合言葉に、長期的な将来を見据えて陸上防衛力のイノベーションを重点的に推進していく」
その上で、「国民の負託に応える強じんな陸上自衛隊創造のため、持てる力を全て尽くす」と強調しました。