菅総理、東京大会へ支持取り付ける G7
G7に初めて出席した菅総理大臣ですが、東京オリンピック・パラリンピック開催への支持を取り付けるなど、一定の成果を得ました。現地から佐藤正樹記者のリポートです。
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菅総理「(東京大会に)全首脳から大変力強い支持を頂きました。しっかりと開会をし、成功に導かなきゃならない、そういう決意を新たに致しました」
G7に出席するにあたり、菅総理は、東京大会への支持を取り付けたい考えでした。
結果的に、アメリカのバイデン大統領をはじめ、複数の首脳から直接支持を取り付け、G7は開催に「支持」を表明しました。同行筋は「満額回答だった」と話しました。
また、政府関係者によりますと、菅総理は、開催国イギリスのジョンソン首相やドイツのメルケル首相との会談で、中国に対して「強いメッセージ」を発するべきだと働きかけたということです。
首脳宣言には、中国が軍事的な圧力を強める「台湾海峡の平和と安定の重要性」が初めて明記されるなど、一定の成果を得ました。
菅総理は周辺に対し、「自分がイニシアチブを取って根回しをした。各国と本音の話ができた」と話しました。
今後も、各国と連携して中国にどう行動の変化を促していくのか、菅総理の手腕が問われます。