かんぽ報道めぐり介入か NHK経営委追及
かんぽ生命の保険の不適切販売を報じたNHKの番組をめぐり、NHKの経営委員会が当時の会長を厳重注意したことについて、野党側は国会で、放送法が禁じる番組への介入にあたるのではないかとNHK経営委員会を追及しました。
NHK経営委員会の森下委員長は、衆議院総務委員会の理事懇談会で、与野党の議員の質問を受けました。日本テレビが入手した3年前のNHK経営委員会の議事録では、当時、委員長代行だった森下氏らが当時のNHKの上田会長に「番組の取材も含めて、極めて作り方に問題があると思う」などと述べています。
野党側はこうしたことから、経営委員会が、放送法が禁ずる「番組への介入」をしたのではないかと追及しました。これに対し、森下氏は「番組に介入したり、報道の自由を侵すつもりはなかった。あくまで確認のために言ったものだ」などと述べ、放送法には抵触していないと重ねて釈明しました。
野党側は、14日は参議院総務委員会で追及する方針です。