国会会期末 野党側、閉会中の委員会求める
国会は16日が会期末です。与野党の国対委員長が会談し、野党側は新型コロナウイルスへの対応にあたるため、閉会中も委員会を開くことを求めました。
会期の延長を求めてきた野党ですが、与党側がこれを拒んだことから閉会中の委員会開催を強く求める方針に転じました。
立憲民主党・安住国対委員長「我々はやっぱりここで閉じるのは本当に問題があるし、将来、禍根を残す決断だったというふうに言わざるを得ません」
立憲民主党の安住国対委員長は、自民党の森山国対委員長に対し国会で閉会中審査を開くよう求めました。これに対し、森山委員長は「きのう、内閣不信任案が出されたので、頭を冷やして来週協議しよう」と述べたということです。
16日で閉会となる国会ですが、森山委員長は憲法改正の手続きを定める改正国民投票法について「与野党の幹事長会談をして強行の採決せずに成立できたのは良かった」と振り返りました。
こうした中、衆議院の解散・総選挙の時期について菅首相は9月中に解散するとの見方が強まっています。立憲民主党の枝野代表は、「総選挙に向けて全党を挙げてスタートしたい」と意気込みを語りました。