政府は２３日、イスラム主義勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタンに、現地に残る日本人らの退避のため、自衛隊の輸送機を派遣すると発表しました。

加藤官房長官
「Ｃ１３０輸送機をはじめとする自衛隊部隊を派遣をし、調整が整い次第、輸送活動を開始することといたします」

政府は２３日朝、国家安全保障会議を開催し、アフガニスタンの首都・カブールの空港に自衛隊機を派遣することを決定しました。２３日夕方から順次、輸送機を派遣するということで、アフガニスタンに残っている国際機関の日本人職員や、日本大使館などで勤務していたアフガニスタン人らが対象です。

加藤官房長官は、「タリバンによる、妨害する動きは見られていない」として、輸送の安全は確保されていると強調しました。