岸田首相が表明 衆院選は今月31日投開票
4日に就任した岸田総理大臣が、初めてとなる記者会見にのぞみ、今月14日に衆議院を解散し、衆議院選挙を19日公示31日投開票の日程で行う考えを表明しました。
岸田首相「一刻も早く大型で思い切ったコロナ対策、そして経済対策を実現してまいりたい。いの一番に国民の皆様に、この岸田にお任せいただけるのかどうかご判断をいただき、可能であるならば、国民の信任を背景に、信頼と共感の政治を全面的に動かしていきたいと考えます。私は可能な限り早い時期に総選挙を行うことを決意いたしました」
新しい内閣について岸田総理は、「新時代を共に創る『新時代共創内閣』」と名付けました。内閣の最優先課題は新型コロナ対策だとして、「国民に納得感を持ってもらえる丁寧な説明や、常に最悪の事態を想定して対応することを基本とする」と強調しました。
また、「新しい資本主義実現会議」を立ち上げ、ポストコロナ時代のビジョンを策定すると述べました。
その上で、緊急時の人流抑制や病床確保のための法整備に加え、危機管理の司令塔機能を強化する考えを示しました。
一方、コロナで苦しんでいる女性や非正規雇用の労働者、学生など、「弱い立場の方々に個別の現金給付を考えていきたい」と表明しました。
コロナ対策にあたる関係閣僚を全員交代させたことについては、新たな大臣を「それぞれの分野で活躍してきた有能な人材だ」「担当大臣がいかにうまく連携していけるかが重要なポイントだ」と指摘しました。