広島サミットきょう2日目「グローバルサウス」との連携を議論 “G7側への取り込み”狙う
G7広島サミットは、きょう20日が2日目です。現在はG7と中国やロシア、いずれとも一定の距離を取る新興・途上国「グローバルサウス」との連携について議論しています。
サミットのセッションに先立ち、岸田首相は20日朝、「グローバルサウス」の代表格であるインドのモディ首相と会談をしました。
岸田首相「本会議またG7関連会合において、モディ首相にご支援とお力添えをいただきますようお願いいたします」
両首脳は「ウクライナ問題」を念頭に、平和の実現に向けて協力していくことで一致しました。日本とインドは強引な海洋進出を続ける中国と対立しています。会談では、今後も様々な課題について連携していくことも確認しました。
その後、サミットでは午前10時過ぎから「グローバルサウス」との連携について議論しています。「グローバルサウス」の中には、ロシアを非難する国連決議の採決で棄権をしたり、ロシアへの制裁に加わらなかったりする国もあります。G7としては、「ルールに基づく自由で開かれた国際秩序」を大切にするという考え方を前面に出し、「グローバルサウス」を取り込みたい考えです。
こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領が20日午後、来日します。そして岸田首相と首脳会談も行います。
一方で外務省によりますと、ゼレンスキー大統領の安全を確保するため、20日に大統領への取材の機会を設定する予定はないということです。