衆院政倫審 44人の自民党衆院議員の審査議決へ 与野党で合意
自民党の浜田国対委員長と、立憲民主党の安住国対委員長は8日、国会内で会談しました。
会談で安住国対委員長は、政治資金収支報告書に不記載が確認されたもののまだ衆議院の政治倫理審査会に出席していない自民党の44人の議員に対し、審査の「申し立て」をする考えを示しました。
それに対して浜田国対委員長は「申し立て」の議決に賛成する方針を示しました。8日にも「申し立て」が行われる予定です。
ただ、出席に強制力はなく「申し立て」を受けて、自民党の44人の議員が実際に出席する意向を示すかが焦点です。
また、参議院の政倫審では3月に全会一致で32人の自民党参議院議員への「申し立て」が行われています。
立憲民主党の安住国対委員長は「裏金事件は全く終わってない。これの解明を改正法の議論と同時に両輪でやっていきたい」と述べ、政治資金規正法の改正を議論する政治改革特別委員会と、自民党のいわゆる裏金事件の真相究明を行う政倫審を通じて引き続き追及していく考えを示しました。