通常国会スタート 今後の注目点は?
いよいよスタートした国会。今後はどこに注目したらいいのでしょうか?中継です。
まずは石破首相の施政方針演説で今後の政権運営の課題が見えました。
施政方針演説など国会で首相が演説した際、通常は与党から応援をする意味で拍手が起きるんです。
ところが、24日はおよそ40分の演説の中で大きな拍手は1度もないという異例の形となりました。
石破首相に対し自民党内が冷めた雰囲気であることがうかがえました。
なかなか厳しい状況のようですがこのあとの国会の注目点はどこになりますか?
まずは来年度予算案を来年度が始まる4月までに成立させられるかです。
ポイントは2つあります。
少数与党で野党側の合意を得なければ予算案の採決すらできない中で、カギを握るのは、石破首相が野党側の納得を得られるか、です。
与党側はすでに、省庁の政策毎に審議をする新たな形を模索しています。このように野党側に配慮しつつも予算案を成立させられるか、がポイントとなります。
2つめのポイントはその野党の賛成を得るための政策協議です。与党は現在、国民民主党と「103万円の壁」の引き上げ幅について、日本維新の会とは「教育無償化」についての協議を行っています。国民民主・維新ともに、この協議で納得が得られるかを予算案「賛成」の条件としています。
少数与党の国会では野党の主張も実現する可能性があります。
石破首相の手腕はもちろん、野党の姿勢も問われる国会になります。