防衛省・自衛隊ハラスメント防止の特別防衛監察で129人が懲戒処分に
防衛省はハラスメント防止についての特別防衛監察の結果を発表し、被害の申し出があった1325件のうち、22日時点で懲戒免職2人を含め、129人を懲戒処分にしたと発表しました。
防衛省によりますと、去年9月から行われた特別防衛監察で申し出があった1325件のうち、事実確認中や懲戒調査中の52件をのぞいて対応が完了。22日時点で、懲戒処分などとなったのは207件、嫌疑不十分などが1066件だったということです。
処分を受けた人のうち、パワハラが121人で最も多く、ついでセクハラが36人でした。
また、処分の内容については懲戒免職2人、降任4人を含め、129人が懲戒処分、116人が行政処分だったということです。
処分のうち将官が関わっているのは2件で、うち、陸上自衛隊の将補は「階級章を外せ」など部下に威圧的な言動を行い、5人が精神疾患を発症して休職したということで、2階級の降任処分となりました。