“ロシア海軍の接続水域航行”を初公表「注視必要と総合的に勘案」
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防衛省は6日、ロシア軍艦艇が沖ノ鳥島付近の接続水域を航行したと初めて発表しました。
木原官房副長官は7日の会見で、複数のロシア海軍艦艇が6月以降、日本列島を周回していることに触れ、「ロシア軍の動向に注視が必要であることを総合的に勘案し、公表することにした」と述べました。
防衛省によりますと、6日午前5時頃、ロシア海軍の情報収集艦1隻が日本最南端の島である東京・沖ノ鳥島の接続水域内を航行しました。この海域をロシア軍の艦艇が通ったことを防衛省が発表するのは初めてです。
木原副長官は会見で、「6月15日以降、複数のロシア海軍艦艇が日本列島を周回するとともに、その一部が尖閣諸島周辺の接続水域内を航行している。ロシア軍の動向について注視が必要であることを総合的に勘案した上で今回公表した」と述べました。
さらに、政府として、日本周辺の海空域における警戒監視活動などに万全を期す考えを示しました。