「ジョークを挟んだ会話を好む」と釈明…パワハラ・セクハラ疑惑の町長
「死ね」「殺すぞ」などと発言したという職員へのパワハラやセクハラ疑惑が浮上している愛知県東郷町の町長。15日、発言の一部を認めた一方、“ジョークを挟んだ会話を好んでいる”と釈明しました。
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15日、愛知・東郷町の井俣憲治町長が議会に姿を見せました。
愛知・東郷町 井俣憲治町長(57)
「今回、不適切と私自身も思っているワードがあがっているものも、レク・ミーティングの中で出てきているものだと私自身、認識しております」
パワハラとみられる発言を一部認め、謝罪しました。
発言の真意については――
愛知・東郷町 井俣憲治町長
「私自身がジョークを挟んだ会話を好む傾向があるということもあり」
“ジョークを言うなかで出た”と説明しました。
愛知・東郷町 井俣憲治町長(NNNが入手した音声)
「今●●君がやっている仕事はさぁ、パートのおばちゃんだってできるんじゃない? 3年勤めたら。じゃあパートのおばちゃんと同じ価値しかないの」
東郷町職員のアンケートでは、「死ね」「お前ら殺すぞ」という回答がありました。さらに女性職員へのセクハラでは、病気で休暇に入る職員に「いつ巨乳になって帰ってくるの?」という回答や、イベントで着ぐるみを着ていた職員に「着ぐるみ越しだからセクハラじゃないよな」と言って抱きついたという回答もあったといいます。
やられた方にとってはジョークではすまされない、パワハラ・セクハラ疑惑。職員独自のアンケートでは、回答した職員72人のうち半数以上が「町長からハラスメントを受けた、または見た」と答えています。
井俣町長は、15日に職員を集めて謝罪しましたが――
東郷町職員
「職員からの質問を受け付けることもなかった。“謝ったからいいでしょ”と自分は受け取った」
――パワハラがあったか言及は?
東郷町職員
「特になかった、納得はできない」
またセクハラ疑惑については――
愛知・東郷町 井俣憲治町長(57)
「私の認識とずれているところがあるならば、第三者委員会にしっかりとご判断いただく」
セクハラ発言は“認識がずれている”可能性があるとして明言を避け、今後、第三者委員会を開催する意向を示しました。
井俣町長は、16日に記者会見を開き説明するとしています。
(11月15日放送『news zero』より)