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岸田首相「総裁として、おわび申し上げる」 安倍派、二階派も解散決める 安倍派幹部ら相次ぎ会見で釈明

2024年1月20日 1:27
岸田首相「総裁として、おわび申し上げる」 安倍派、二階派も解散決める 安倍派幹部ら相次ぎ会見で釈明

自民党の派閥のパーティー券をめぐる事件で、東京地検特捜部が安倍派、二階派、岸田派に対して刑事処分を出したことを受け、岸田首相は「総裁として、おわび申し上げる」と謝罪しました。

岸田首相「このような事態に至ったことは、国民の政治に対する信頼を損ねるものであり、極めて遺憾であり、党総裁として、おわびを申し上げます」

岸田首相は安倍派の幹部について「捜査を尽くした結果、立件の必要がないと判断したものと承知しているが、各政策集団において説明責任を果たすことが大事だ」と述べました。

一方、安倍派は臨時総会を開き、派閥を解散することを決めました。

塩谷座長「清和研(安倍派)の歴史の中で幕を閉じるのは、断腸の思い。しかし、それだけの今回の事態であり、新たにスタートするためには区切りとして、けじめをつけないといけない」

塩谷座長と高木事務総長は会見で、キックバックが始まった経緯については「全く分かっていない。いわゆる不記載という状況も、我々は全く知らなかった」などと強調しました。

また「5人衆」と呼ばれる安倍派幹部のうち、西村前事務総長と世耕前参院幹事長も個別に記者会見を開きました。

西村氏と世耕氏は、ともに収支報告書に記載のないキックバックを受け取っていたことは認めましたが、議員辞職については否定しました。

一方、安倍派と同じく派閥の会計責任者が在宅起訴された二階派も、解散を決めました。解散の理由について、派閥の会長を務める二階元幹事長は「政治への信頼を取り戻すため」と説明しました。