アメリカを国賓待遇で訪問中の岸田首相はノースカロライナ州にあるトヨタ自動車の工場などを視察し、その後、NNNの単独インタビューに応じました。

岸田首相が訪れたトヨタの工場は、電気自動車などに載せる電池の工場です。この工場は建設が完了すれば5000人を超える雇用を生み出すとされます。岸田首相は投資や雇用創出による経済へのインパクトなどについて説明を受けました。

ノースカロライナでの日程を終え、岸田首相はNNNの単独インタビューに応じました。

岸田首相「ノースカロライナ地方を視察する、経済においても日本企業がアメリカ経済を支えている。こういう点をアピールする重要な機会であると思っています」

岸田首相はまた、日米首脳会談で打ち出したアメリカとの安全保障面での強化について、「自衛隊と米軍の連結性の向上などを話し合うことができた」と強調しました。

一方、自衛隊と在日米軍が一体化するのでは、との懸念については「それぞれの指揮統制のもとに動かすため一緒になるものではない」と反論しました。

岸田首相はまた、日朝首脳会談の実現に向けて努力する姿勢を改めて強調しました。

岸田首相「（バイデン大統領と）北朝鮮との対話の機会は閉ざされていないという共通認識に基づいて連携をしていく」「具体的な結果につなげていきたい」

岸田首相はまた、衆議院の解散総選挙については「先送りできない課題に取り組む。それ以外は考えていない」と述べただけでした。