今年7回目の日韓首脳会談 岸田首相「パートナーとして協力」
APEC首脳会議に参加するため、アメリカ・サンフランシスコを訪れている岸田首相は韓国の尹錫悦大統領と会談しました。現地から平本典昭記者の報告です。
今年に入り7回目となる日韓首脳会談ですが、良好な関係を象徴するような和やかな雰囲気で始まりました。
岸田首相「尹大統領とともに、政治、安全保障、経済、文化など様々な分野で日韓の協力を動かしてきました。この歩みをさらに前に進めたいと思っています」
会談の冒頭、尹大統領は「首脳間をはじめ交流が活性化し、協力関係が深まっている」と述べました。
岸田首相もイスラエルからの退避にあたり、「日韓の緊密な協力が行われたのは大変心強い動きだった」と高く評価しました。
また、岸田首相は「世界を分断、対立ではなく協調に導いていくとの強い思いを持っている。その点でも日韓はパートナーとして協力できると考えている」と呼びかけました。
――Q.注目の日中首脳会談の見通しはどうなっていますか?
つい先ほど、日本時間17日午前中に開くことが正式に発表されました。会談で、岸田首相は、日本の水産物の輸入禁止措置の撤廃や、拘束されている日本人の解放を求める見通しです。
こうした問題の解決に向けて、糸口を探れるかがトップ会談の大きなポイントになります。