イスラエルから退避した日本人と韓国人ら83人を乗せた自衛隊の輸送機が、21日午前3時すぎ、羽田空港に到着しました。

防衛省によりますと、到着したのは、イスラエルに滞在していた日本人60人と韓国人18人、さらに外国籍の家族を含めた83人です。次々に降り立つ人の中には、幼い子どもの姿もみられました。自衛隊機は、イスラエルの最大都市、テルアビブの空港を出発したあと、丸一日かけて日本に到着しました。

今回、政府は、先週、韓国軍の輸送機に同乗する形で日本人が退避し、その後、両国の外相同士で、今後の協力も呼びかけていたことから、韓国人の退避の支援を実現させました。

上川外相は、「『お互いに助け合い協力していこう』と一致していたのでうれしく思う」と述べています。