【さあ、投票へ。】私が投票する理由⑤「住みやすい土地であってほしい」89歳が投じる1票
23日に投開票が行われる福岡県知事選挙は、改めて地元の課題に目を向ける機会です。有権者はどのような思いで1票を投じるのか聞きました。
■豊田裕子さん(89)
「この年齢になりますと、足ですよね。病院に行くにしても、ちょっとお出かけしたい時でも、 一人では行動がとれないので、バス停に行くまでもずいぶん、距離がありまして。私なんかの生活に役立ててもらえたらと思って。」
♪タイトルSE「私が投票する理由」
福岡県直方市の豊田裕子さん、89歳。市内の商業施設で20日、福岡県知事選挙の期日前投票を行いました。
直方市はかつて炭鉱町として栄え、駅前の商店街はにぎわいを見せていました。しかし今は、高齢化や人口減少が影を落とし、シャッターを下ろしたままの店が目立ちます。
福岡県内60の市町村のうち直方市を含む41の自治体では、高齢化率が全国平均より高い30%台から40%台で、“老いる地域”への対応はまったなしです。
3人の娘を育て上げ、5人の孫がいる豊田さん。孫たちにも地元を誇れるよう、次のリーダーには、地方の再生に目を向けてほしいと考えています。
■豊田さん
「工場とか何か誘致ができてね、そこで労働者がどんどん寄ってきて。それによって商店もどんどん繁栄するでしょうしね、人数も増えたら。何よりも住みやすい土地であってほしいですよね、それが大事だと思います。」
さあ、投票へ。