「超短期決戦」の衆院選が事実上スタート 投票所の入場券配達に遅れも 広島
9日、衆議院が解散され事実上の選挙戦が始まりましたが、県内では投票所の入場券の配達が期日前投票が始まる16日までに配達できない自治体が出ています。
■9日の衆議院
「万歳」
9日、解散された衆議院。夜、空港や駅には早速地元に戻った前職議員らの姿がありました。
■広島5区で立候補予定 佐藤公治氏(立憲・前)
「もう時間がない中でやれることをできるだけやる」
■広島5区で立候補予定 小島敏文氏(自民・前)
「できるだけしっかり歩き回ったり準備したいと思っています」
広島5区は、このほか共産党の新人を加えた3人による選挙戦となる見通しです。
解散から一夜。県内26の警察署に選挙違反の取締本部が設置されました。前回の衆院選ではポスターの掲示違反などで37件の警告があったということです。
■広島県警刑事部捜査2課 佐々木俊之 次席
「厳正、公平な選挙違反取り締まりを進めてまいります」
一方、超短期決戦により思わぬ事態となっているのが呉市です。
■呉市選挙管理委員会事務局 中向井克也さん
「急に選挙が決まった関係で、入場券の印刷についての時間がかかることにより、10万人の全部を印刷して発送することが困難な状況になっております」
投票所の入場券約10万世帯分の発送が、期日前投票が始まる16日には間に合わないといいます。
★呉市選挙管理委員会事務局 中向井克也さん
「期日前投票所を利用される方は宣誓書を書いていただければ、はがきがなくても投票は可能です」
10万世帯分の入場券の配達は10月22日から24日頃になる予定です。県内各地で慌ただしく選挙に向けた準備が進んでいます。
(2024年10月10日放送)