（県議会自民党 岡田理絵議員）
「我が会派から、後藤田正純知事に対する問責決議を提出したいと思います。内容につきましては、知事のSNS発信等に関する反省を求めるものです」

10月7日に開かれた徳島県議会の議会運営委員会で、県議会自民党の岡田理絵議員はこのように述べ、8日の9月定例会閉会日に、後藤田正純徳島県知事に対する問責決議案を提出すると提案しました。

後藤田知事は、9月21日に自身のSNSで「新ホール問題ついに終止符」などと投稿し、議会から最大会派の県議会自民党を中心に議論の最中にも関わらず、議会軽視ではないかとの批判が相次ぎました。

これ対し後藤田知事は、「一日も早く新ホールを作りたいとの思いが強く、対立を煽る意図はなかったが、独善的とも言える表現に対し、知事としてこのような投稿は慎む」とコメントし、担当者を通じて謝罪しました。

後藤田知事への問責決議案は、最大会派・県議会自民党によるものであることからこのまま提出された場合、可決される公算が高いと見られています。

知事に対する問責決議案が提出されるのは2002年、当時の大田正知事以来22年ぶりです

また、10月8日の徳島県議会最終日には、新ホールを藍場浜公園西エリアで整備するための関連予算を含む一般会計補正予算案が追加提案されます。

総額11億1200万円で、このうち新ホール整備事業には1200万円が計上されました。

内訳はプランの策定に600万円、現地測量に600万円です。

このほか、最低賃金引き上げに伴う支援事業に11億円が計上されました。

支援事業では、徳島県内の中小・小規模事業者に対し、財源不足を補うための一時金を助成します。この一般会計補正予算案は、10月8日の徳島県議会9月定例会閉会日に追加提案されます。