熊本の市町村で初の女性市長 「一緒に新しい阿蘇市を」松嶋和子阿蘇市長が初登庁
■阿蘇市 松嶋和子市長
「これから新しい阿蘇市の船出です。精一杯頑張ってまいります。一緒に新しい阿蘇市を築いていきましょう。よろしくお願いいたします」
6日朝、阿蘇市役所に初登庁した松嶋和子市長は阿蘇市出身の51歳。合志市の元職員で、2月に行われた市長選挙で初当選しました。熊本県内の市町村では初めての女性首長です。
就任式で松嶋市長は、職員を前に次のように訓示しました。
■阿蘇市 松嶋和子市長
「人口減少や少子高齢化への対策は待ったなしの状況です。地域の実情に関心を持ち、人脈を広げ、知識やスキルを蓄え、これからの阿蘇市に何が必要かを見出してください」
松嶋市長の任期は6日から4年間です。
一方、阿蘇市の初代市長として5期20年務めた佐藤義興氏は5日に任期を終え、退任しました。
■退任した佐藤義興氏
「なんと言っても健康が一番、元気が一番、幸せがすべてであります。いよいよ、いざ、さよならの時です。友よグッバイ!さよなら、さよなら、さよなら」
【スタジオ】
松嶋和子市長は、任期中の政策について、自治体職員としての経験をもとにふるさと納税などによる歳入の増加や、長年使用されていない施設の活用、そして企業誘致や婚活支援を通じ、少子高齢化や人口減少対策に取り組むことなどを掲げています。