2024年秋に行われる県知事選挙をめぐり、自民党県連が現職の新田知事を推薦する方向で調整していることがわかりました。

知事選をめぐっては、現職の新田知事が2024年3月に再選に向け立候補を表明した後、自民党の地元支部に推薦願を出していました。

自民党県連の宮本幹事長は新田知事を推薦することについて地域支部や職域支部への意向調査を5月にとりまとめた結果「概ね、推薦に同意が得られた」と明らかにしました。

各支部からは「能登半島地震の対応にスピード感をもって取り組んでほしい」とか「人口減少対策の推進」などの要望が寄せられたものの、推薦への明確な反対はなかったということです。

今後開く常任総務会で正式決定したあと、5月26日の県連大会で承認を得る方針です。

前回2020年の知事選では、新人だった新田知事が推薦を求めたことに対し、自民党県連が当時の知事の推薦を決めた結果、激しい保守分裂選挙となりました。

県連が推薦するとなれば、初めてとなります。

一方、政策協定については、県連大会までにまとまらない可能性もあり調整しているということです。

ことし11月の任期満了に伴う知事選には、新田知事のほかにこれまで立候補を表明した人はおらず、共産党県委員会が候補者の擁立を目指しています。