岸田総理 自民総裁選不出馬 富山県選出議員の反応は 今後の動きは
岸田総理大臣が14日、9月に行われる自民党総裁選挙に立候補しないことを表明しました。一夜が明けた15日、県選出の国会議員に受け止めを聞きました。
上野透キャスター
「きのうの岸田総理の発表から一夜が明けました、改めてどう受け止めているか」
橘慶一郎衆議院議員(自民)
「本人はいろいろ悩まれたんだけど、こういうことで政治不信を解消たりとか、それから党として再生したいとか、そのために大きな決断をされたと思います」
野上浩太郎参議院議員(自民)
「突然のことで驚きましたが、内外の情勢を踏まえて、自民党の信頼回復に向けて、重い決断をされたものと思っています」
堂故茂参議院議員(自民)
「いくつかの自民党議員の不祥事について、私自身も自民党議員の1人として、申し訳ないという気持ちがあるのですが、そういった議員の気持ちを代表して一様の区切りを付けられたと解釈している」
上田英俊衆議院議員(自民)
「総理総裁としての決断ですから、大変重たく受け止めている」
一方、野党の議員は。
柴田巧参議院議員(維新)
「おそらく、(総裁選に)立候補されないだろうと思っていたので、特別、びっくりするという感はなかった」
上野透キャスター
「岸田総理は、裏金問題の責任をとるかたちで、総裁選不出馬という判断をした、野上さんご自身も、ある意味、当事者という立場で、この判断をどう受け止めているか」
野上浩太郎参議院議員(自民)
「政治資金パーティーの件で、大きな政治不信を招いたこと、本当に申し訳なく存じますし、今後、政治改革を真摯に、前進をさせて、内外の課題解決に向けて、全力を尽くしてまいりたいと思う」
上野透キャスター
「次の総理に求めることはどんなことか」
橘慶一郎衆議院議員(自民)
「国政は内政外交非常に多事に渡るので、やっぱり志を持って、ビジョン持って、しっかりやっていただく、3年間しっかり走り抜けようという、決意のある方に、かじをとってもらいたい」
野上浩太郎参議院議員(自民)
「内外の課題について、責任を持ってかじとりができる、そういう総裁を選ばなきゃならないと思う」
堂故茂参議院議員(自民)
「なんといっても震災対応など、災害に強い、国づくり、しっかり進めること、また、人づくりを進めることが大事だと思っている、そういう面でリーダーシップをとっていただきたいと思っている」
上野透キャスター
「この人を推していこうというような方はいるか」
上田英俊衆議院議員(自民)
「思いはあるが、ただ、まだ選挙管理委員会から今後のスケジュールなどが発表されていませんし、その人の意思もきいていないので、それはこの場では今、現時点では控えたいと思う」
柴田巧参議院議員(維新)
「トップが変わればすべて片付くということではなくて、政治とカネの問題もまだ道半ばですし、日本を変えていこうとする覚悟が、本当におありなのか。これがやっぱり問われる総裁選挙になるだろうと、そういう意味では注視したい」
田畑裕明衆議院議員は、「内外の諸課題解決のため、闊達な議論を行うことを主眼に身を引かれたものと思う。次の総理には自身の言葉で国づくり、国民生活の安心、安全などにどのようなビジョンでリーダーとして導き、けん引していくのかを語りかけ、実行することと、信頼の上に成り立つ政治の実現にまい進することを求める」とコメントを出しました。