県議会で代表質問が行われ、村岡知事は国の総合経済対策が先月、閣議決定されたことを受け物価高対策などの補正予算案を今議会に追加上程する可能性を示しました。

県議会の代表質問では自民党の河野亨議員、公明党の曽田聡議員、やまぐち県政会の大内一也議員が質問しました。河野議員の質問に対し村岡知事は次のように答弁しました。

（村岡嗣政知事）
「経済対策の効果の早期発現を図るため、現時点で事業費等の見込みが可能な防災減災国土強靱化に向けた公共事業や物価高対策などについて、
　今議会での上程も視野に速やかに補正予算を編成してまいります」

当面の物価高対策として、国の交付金を活用しLPガス使用世帯への支援や中小企業へのエネルギー価格高騰対策支援などを実施したいとしました。また、山口県民１人が年間５００円を納め現在、５年に１度の見直し議論が行われている「やまぐち森林づくり県民税」について、村岡知事は来年度以降も継続する考えを示しました。その理由として、県民アンケートで９割が継続に理解を示していることや、有識者による議論でも継続とする提言が示されたことを挙げています。