「政治とカネ」を巡る問題に青森県民の厳しい審判
今回最も大きな争点になった「政治とカネ」を巡る問題に、県民は厳しい審判を下しました。
山積する課題解決に向けてまずは政治の信頼回復が急務です。
★有権者
「やっぱりお金の問題あったんでね 裏金のね」
「(過半数割れは)当然じゃないですか 悪いことしちゃいけないでしょうしね」
「裏金の問題で国民の怒りが表に出たことだとは思うのですが、その一方で今後政権運営には不安な状況だなと思います」
青森放送が投票を終えた人に政治資金パーティーの是非を聞いたところ、未回答を除き「制度として残すべき」はどちらかといえばを含め20%。
「禁止すべき」は80%に上り、政治のためのカネを集めるパーティー自体に厳しい視線が注がれています。
一方「重視した政策」で最も多かったのは「景気や雇用」で、次いで「物価高対策」、「年金など社会保障」となりました。
「政治とカネ」は4番目でした。
専門家は…。
★弘前大学教育学部 蒔田純 准教授
「政治とカネの問題に対する有権者の意識はひじょうに厳しくて、もうこういう政治は終わりにして下さいよと そういった昔ながらの政治手法は通用しませんよと こういう誰もが思っていることを改めて政治に突きつけたという意味で、ひじょうに意義は大きい」
県内の投票率は51.62%と前回を1.31ポイント下回り過去2番目に低くなりました。
政治の信頼回復のためには、私たち有権者が意思をしっかりと一票に託すことが大切です。