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【衆議院選挙】「木村王国」議席守れず 青森県初の女性衆議院議員誕生

2024年10月28日 19:35
【衆議院選挙】「木村王国」議席守れず 青森県初の女性衆議院議員誕生
最初はきのう投票が行われた衆議院選挙です。県内11人の戦いは、自民が2つの議席を死守し、立憲が小選挙区で初めての議席を獲得するという結果になりました。

比例も合わせると県関係の議員は6人となりました。


青森1区は自民党の津島淳さんが76,265票を獲得し5期目の当選を果たしました。
7年ぶりの小選挙区での戦いは党の裏金問題の逆風で大きく票を減らしましたが、組織力を発揮しておよそ5,000票差で議席を死守しました。

2区は自民党の神田潤一さんが82,784票を獲得し2期目の当選を果たしました。
逆風の中すべての市町村で前回の得票を下回り、3年前の初当選から4万以上 票を減らしましたが、後継指名した大島理森元衆議院議長の組織などに支えられ議席を守りました。

3区は立憲民主党の岡田華子さんが8万6,593票を獲得し初当選を果たしました。
立憲は自民批判票の受け皿となり初の議席を獲得。
大票田の弘前市や五所川原市黒石市、つがる市など14の市町村のうち7つの市町村で自民を上回りました。

比例代表東北ブロックでは自民党の江渡聡徳さんが9期目の当選を果たしました。

1区では立憲民主党の升田世喜男さんが比例復活で返り咲き2期目の当選です。

また、れいわ新選組の比例単独で佐原若子さんが初当選を果たしました。

青森県初の女性衆議院議員 誕生

一方3区では、前職の木村次郎さんが落選。
2012年から自民が議席を独占してきた県内の構図が崩れました。

★木村次郎さん
「ご期待に応えることができず深くおわびを申し上げます たいへん申し訳ございませんでした」

木村さんは不記載問題の当事者で、得票は前回より4万4000票あまり減りました。

★木村次郎さん
「私に対しての有権者の皆様方の評価であり判断であるということで、私は考えております」

父、守男さん兄太郎さんから受け継いだ一大勢力「木村家」が、およそ40年ぶりに議席を失いました。

津軽の「木村王国」に風穴を開けたのは、選挙初挑戦の岡田さん。
県内の衆議院の選挙区で女性が議席を獲得したのは初めてです。
去年の知事選や県議選から見えていた「従来の政治を変えて欲しい」という、時代のうねりを象徴する一議席となりました。

★立憲民主党 岡田華子さん
「みんなで一緒にこの地域良くしていきたいと思います みなさんのために岡田華子死ぬ気でやります お約束します これからなんとかどうぞよろしくお願いいたします」

★立憲民主党県連 田名部匡代代表
「有権者の皆さんに、諦めなければ政治はこうして変えることができるんだという思いを持っていただけたと思うので、本当にそれが何より大きな成果かなと思っています」

最終更新日:2024年10月28日 19:35
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